ペットショップで売れ残った子はどうなるの?
どんな業種でも仕入れてから販売するとなると在庫が残るのは避けられないことです。
もちろんペットショップも例外ではありません。
食品に賞味期限があるように子犬にも売れる時期というものがあります。
子犬が一番可愛いのは生後60日前後です。
ペットショップでは子犬は生後2ヶ月くらいに販売するのが理想です。
2ヶ月を過ぎるとちょっとあせる。
3ヶ月になると値段を下げます。
それでも売れずに4ヶ月が来ると全く売れません。
もう商品価値は0です。
しかも、残れば残るほど経費がかかるわけです。
あなたはペットショップで4ヶ月以上の子犬を見たことがありますか?
もうこれだけでいやな予感がしてきますね。
もちろん在庫が残れば商売として最悪です。
在庫が残らないように考えて仕入し、販売する。
これが基本です。
しかしどんな商売でもどんなに考えても売れない時はあるのです。
これが統計では6%程あるようなのです。
「うちは売れ残りなんて一度もありません!先月の売れ行きから仕入を調整して・・・」
などと言っているペットショップ。
もちろん中にはそういう優秀なペットショップもあるかもしれません。
でもそうでないところがいっぱいある。
売れ残りが無いというのは処分した後のことですよ。
それは当たり前ですよね。
ではその子たちは一体どうなるのか?
1、店員の知り合いに格安で販売する。
またはあげる。
2、生産者の繁殖用に販売する。
またはあげる。
この場合は逆に大きい方が育てる手間と経費がかからないので好都合。
3、動物病院の輸血用に引き取られる。
4、獣医学生の手術練習台として大学に引き取られる。
5、製薬会社の実験用に引き取られる。
6、保健所や動物管理センターで殺処分される。(ペットショップから直接は引き渡せません)
結局最後はこれです。
次は「純血種とは?」です。