犬にとってサーモンオイルが一番優秀である事を解説します。

【サーモンオイルが魚油の中で優れている理由】

項目 サーモンオイル クジラ・イワシ・タラ等 他の魚油
DHA・EPAの含有量 高水準(例:DHA651mg/EPA558mg/5ml) 種類により差が大きい。表記が不明瞭な場合も多い
酸化対策 窒素充填・遮光ボトルなど対策が進んでいる 商品によって差が大きい
風味・嗜好性 高い。犬が好みやすい自然な魚の香り 生臭さや苦味で嫌がる子もいる
安全性 サステナブルな漁法での天然由来が主流 一部は養殖や副産物ベース
入手性・製品数 ペット用の製品が豊富に流通している 一部限定的で選択肢が少ない
 

魚のDHA・EPA・リスク比較&総合評価(100gあたり)

魚の種類 DHA(mg) EPA(mg) 重金属リスク アレルゲン性 総合評価(用途別)
マグロ(トロ) 約3,200 約1,200 高(大型・長寿命) 中(ヒスチジン→ヒスタミン) △(DHA重視だが犬には不向き)
サバ 約1,800 約1,400 中(青魚全般) 高(アレルギー出やすい) ◯(短期的orアレルギー無ければ◎)
イワシ 約1,100 約1,200 低(小型・回遊魚) 中(ややアレルギー報告あり) ◎(安価・EPA目的に最適)
サーモン(養殖) 約1,200 約900 低~中(養殖は管理次第) 低(比較的安全) ◎(バランス&嗜好性でトップ)
ブリ 約1,700 約900 中(大型) 中(アレルギー報告少ない) ◯(DHA多めで脳系目的に)
サンマ 約1,400 約900 中(旬のものは◎) 中(脂強めで注意) ◯(季節・新鮮度重視で)
タラ 約250 約150 低(白身) 低(比較的安全) △(栄養価は低い)
アジ 約700 約500 中(脂肪酸も中) 中(可もなく不可もなく) △(他にもっと良い選択肢あり)
カツオ 約900 約300 中~高(大型) 中~高(ヒスチジン) △(特別な理由がない限り避ける)
クジラ 約500 約250 高(大型哺乳類) 不明(少ない研究) ×(犬猫への積極利用は非推奨)
 
大型魚は重金属リスクがあり含有量が高すぎるのも良くありません。
 
 
某商品では、クジラオイルが水産物で1番多いと誤認させる表記をされていますが、サーモンオイルは、クジラオイルの1.5倍~2倍以上です。
 
 
栄養価・嗜好性が高くアレルギーになりにくいサーモンが良いです。
 
 
他のオイルと比較してサーモンに優るものはありません。
 
 
 

犬に与えるオイルの比較表(栄養・効果・用途別)

オイル名 主な脂肪酸 DHA/EPA含有量 効能(犬向け) 吸収性 酸化リスク 味の好み 総合評価
魚油(サーモン) DHA・EPA(オメガ3) ◎ 非常に多い 脳・心臓・関節・皮膚被毛に◎、炎症抑制 ◎ 高い △ やや酸化しやすい ◎ 高評価 ◎ 非常に良い
亜麻仁油 α-リノレン酸(ALA) △ 少なめ 炎症抑制・免疫サポート(体内変換が必要) ○ 普通 △ 酸化しやすい △ 好みによる ○ 普通
えごま油 α-リノレン酸(ALA) △ 少なめ 亜麻仁油と類似、血液サラサラ効果・脳神経サポート ○ 普通 △ 酸化しやすい △ 好みによる ○ 普通
オリーブオイル オレイン酸(オメガ9) × 含まず 便通改善・抗酸化作用・軽度な皮膚ケア ○ 普通 ○ 安定している ○ 無難 △ 補助用途
ココナッツオイル 中鎖脂肪酸(MCT) × 含まず 消化サポート・エネルギー源・抗菌性(皮膚に◎) ○ 普通 ◎ 酸化に強い △ 好みによる △ 補助用途
 
魚油以外を与えるメリットはあまりありません。
 

【DHA・EPAとは?その効能】

 

DHA(ドコサヘキサエン酸)

  • 神経系や脳の発達に重要

  • 学習能力や記憶力を高める効果(特にシニア犬に有効)

  • 視覚機能をサポート

EPA(エイコサペンタエン酸)

  • 抗炎症作用に優れる(関節炎や皮膚炎の改善)

  • 血流を促進し、心臓の健康をサポート

  • アレルギー反応の軽減に寄与


【どんな子におすすめか】

タイプ 効果や目的
シニア犬 認知症予防、関節炎対策、免疫機能の維持
皮膚トラブルがある子 皮膚のバリア機能向上、被毛のつや改善
涙やけが気になる子 抗炎症作用で炎症性涙やけを軽減
アレルギー体質の子 抗炎症作用により症状の抑制が期待される
心臓・肝臓が弱い子 血流改善や細胞膜の安定化による臓器サポート

【与え方・使用方法】

  • 目安量(小型犬の場合):1日あたり 1ml程度(体重や製品により調整)

  • 与え方

    • ドライフードや手作り食に「かけて与える」

    • 嗜好性が高いので食欲がない時にも有効

  • 保存方法

    • 酸化しやすいため、冷蔵保存推奨

    • 酸化対策された製品がおすすめ


【注意点】

  • 酸化すると逆効果:過酸化脂質となり、肝臓に負担をかけるリスクあり

  • 保存期間を守る:開封後は1〜2ヶ月程度で使い切るのが望ましい

  • 与えすぎに注意:脂質過多で下痢や吐き戻しの原因になることも


【まとめ】

サーモンオイルは、吸収性・嗜好性・成分のバランスが非常に優れており、数ある魚油の中でもペット用としての安全性・効果の面で信頼できる選択肢です。

DHA・EPAの科学的根拠に基づいた健康効果と、具体的な症状や目的に合わせた使い分けができる点でも、他の魚油より一歩抜きん出ています。